昨日の経済カレンダー

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米GDPの落ち込みは予想以上でしたが、

米製薬ギリアド・サイエンシズは29日、新型コロナウイルス感染症治験薬「レムデシビル」の臨床試験で前向きなデータが得られたと明らかにした。

市場はこいつを織り込みに行ってます、そして米週間石油在庫統計が以外な結果を示して、売り方は買い戻しを余儀なくされました。

特に、ガソリン在庫の減少だね夏用ガソリンへの切り替えがスムースに進むがね。

そして、米の経済活動再開が現実のものとなると原油消費量が増えます、売り方が何処で手を引くかだね。

元の60ドル/バレルに戻るにはかなりの時間が必要ですが、半値戻しはそんなに時間がかからないでしょう。

 

*************テクニカル分析(ダウ)

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移動平均線は25日=緑 75日=黄色 200日=赤

2月21日にダウの日足が25日線を下抜けて

デッドクロスDC)下落トレンド入りした、

3月23日に底を付けた(その前4営業日に渡り下髭がある)下髭は底打ちのサインで数営業日に渡って出現する、市場のセンチメントに強弱が現れるので買い方と売り方の攻防で現れるサインです。

2月21日までの天井圏は、長く天井が続いたために各移動平均は傾きが出ていません、日足がすべての移動平均線の上にいますし、このような状態が続くと急落のキケンはあります。

******CAPEレシオ 説明

CAPEレシオ は、景気循環調整後の株価収益率を示す投資指標である。株式市場の長期的な評価に用いる。 1988年にエール大学のロバート・シラー教授とジョン・キャンベルが公式に定義し、シラーPERとも呼ばれる。単年度の1株当たり利益ではなく、インフレ調整後1株当たり利益の10年移動平均値を用いてPERを計算する。

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ユーチューブで森永氏が説明していました、この値が25を超えて数十ケ月+ピークを付けて下がって来た後の1-2年で暴落する

ということです、見方により予想がかわりますから使いにくい指標ですが、過去外れたことはありません。

アドレスは

https://docs.zoho.com/sheet/publicgraphs/0ad9a84c8eb74457b3f9296268761a5d1500489311263679

ダウのチャートに戻り

下落トレンドの時の特徴に日足の陰線が続きます、注意は下落率が大きいとリバウンドを狙う買いが入るので陽線も出ます。

この辺を見誤ると落ちてくるナイフを掴んでしまいます。

特に、上髭が付いた陰線で安値=終値の時は市場は悲観しています。

そして、最終段階は200日線と日足の乖離がMAXとなるまで待つのです。日足がボリンの-2.0σを駆け下がると200日との乖離が大きくなってきますからタイミング的には「そろそろ」が見えてくるのです。

しかし、市場のセンチメントはマイナスMAXですから、リスクを取れるかどうかですね。

積極的に買いを入れられるには訓練と経験ですかね。

-------反転上昇は

ファンダメンタルズの改善が必要です、今回はFRB議長の決断ですね。

しかしテクニカルでは陰線から陽線への転換がトレンドの変化に繋がります、次には日足が25日線を越えて移動平均線の上に現れるようになります。

ゴールデンクロス(GC)ですね、次は75日線を日足と25日線がGCします。

*********Wボトムの話が出てきません

経済は最悪なのに株価だけ堅調なのはFRBが大量の資金を市場に供給しているからなのですね。

この資金が消費されないと過剰流動性が続いてしまいます、そのまま手を打たないと再度暴落します。

今回のコロナ前の過剰流動性と同じ状態を作ることになるのです、トリガーは分かりませんが、過去FRBバブル崩壊を次のバフルで取り繕うとしました。

当然ハブルとなり崩壊をくりかえしたのです。

結論は小さなWボトムを付けないと、大きなWボトムが出来ますから過剰流動性を与えてしまったなら、何処かで資金を市場から引き上げないといかんわけですね。

FRB過剰流動性について性善説を信じています、実体は性悪説なんですね。

金持ちは余った資金はとんでもない運用方法をするのは過去からの続きなのです。

そして相場は崩壊を繰り返したのです。

ここでWボトムを付けずに相場がV字で上昇すると、次の崩壊を危惧してください。

全値戻し(コロナ暴落前の水準)などあろうはずがない状態が出現したら、相場は確実に加熱しています。

アングロサクソン系の人類はやりすぎが注意です、イケイケドンドン人類とでもしますかね。

暖かい国の人類がアッパラパーと同じことです。

完成されてる性格は変わりはしない。

反省もしない、そして市場は大崩壊するのです。

--------しかし

相場の過熱はチャンスです、何処までついていくか投資家が決めることですが、利益に結びつきます。

方法は二つ、

@買い方で付いていく崩壊まで

@早めに相場から降りて、崩壊したら売り方にチョイト乗っかる

加熱度合いの見極めが必要ですがね、訓練と経験だね。