---------サウジの思惑
イスラム教義を国の根幹として政教一致体制で厳格なスンニ派です、
政教一致ですので、宗教が法律となりコーランに基づくイスラム法により統治されているのです。
--------麻薬、強姦、殺人はともかく
同性愛も死刑です。
********サウジが守るもの
イスラム教はスンニ派、シーア派、アラウィー派、ワッハーブ派が主な宗派でそれぞれに対立している。
サウジは「民主化の流れを受けたく無い」他のゆるいイスラム教とは一線を引いてます。
---------シーア派の盟主はイランです
サウジはイランとの外交関係を断絶しています。
理由はサウジ王家を批判していたシーア派の宗教指導者ニムル師を2016年1月2日他の46人と共に処刑しました。
翌3日サウジとイランの外交関係は断絶した。
サウジの隣国イエメンとは現在戦闘態勢にあります、イランとの代理戦争といわれてます(簡単にはね、もっと根が深い)
現在のイエメン内戦は悲惨を通り越して、地獄の様相です。
コロナウイルスは勿論のこと、コレラ感染者は50万人に達しているようだ。
しかし、容赦ない空爆によりイエメン北部病院も破壊
---------どうしてここまでやるの
宗教にうとい日本人には理解しがたいですが、原因は「神」
「神」を冒涜したのなら地獄に落とす。
先ほどの「厳格なイスラム原理主義」が根本です。
ゆるいイスラム教は「神」を冒涜してる。
サウジは国内でも、他の王家を攻撃しています。
国内最大の敵は「国民のぬるま湯体質」
石油資源に頼った今までの体質を改革するとサルマン皇太子は改革を主導しています。
********長くなりました、管理人も詳しくないし。
イスラム原理主義を貫くサウジは敵対国家の力を削ぐには
今やっている戦争では収拾はつかないのは当然分かっている
既に4年も戦闘時様態にあるのですから。
短期に収束させるには、金の力を削ぎ落すしかない。
今までサウジが主となって減産をしてきたのです、しかし
ここに来て、突然の増産発表(2020/3/31)はいろんな解釈を報道してきました。
トランプに圧力、プーチンと敵対、OPEC分解、等々。
しかし、サウジのサルマン王子のやっていることを振り返ると
サウジは先々の王家を守る行動をとっているのを見逃してます
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「イスラム教義が第一、祖国とイスラム社会」サウジが存続していくためには、原油は何時か無くなる。
世界の原油消費は2025年から落ちていく。
戦闘状態を終わらせて、改革するためですね。
もっとも厳格なイスラム原理主義を忘れてはいけません。
サウジ人の服装を見ても、ネクタイでスーツは無い。
---------少し前から
産油国の資金窮乏予測を書いてます、これが味噌。
もう少し日柄が経たないと、見えてこないのですが。
最初にイランが資金的に窮乏するはずです、コロナの影響が中東で最悪なのですから(理由は中国と蜜月のため)
中国は戦略備蓄で対応しようとしてるのですが、コロナウイルスでイランの生産がかなり低下しているのは現実です。
OPEC+が機能するためには、どこかの国が力を緩める必要があります。
一番はロシアだね、次が中国。
この両国の中東政策が緩くなれば、サウジの戦略は成功でしょう。
それには、原油価格が戻りすぎてはダメなのです。
サウジの目標は増産発表した所の価格帯ですね、36ドル目標
この価格だと、北海油田は40ドルあたりで推移するはず。
サウジは明確なメッセージを送っています、これを曲解してはダメでしよう。
次にロシアが疲弊します。
サウジは資金的に耐えられるはずです、サウジは他国を侵略しようとは思ってもいませんでしょう。
厳格なイスラム原理主義と異なる宗派など必要ないのでから。
-------思い出すと
食えない(窮乏している)宗派は、宗教戦争を仕掛けるのです。
見方が資金提供してくれますしね、金持ちになった同族もいると、戦っていれば食えるのです。
簡単には終わりません、ここにコロナウイルスが世界に流行し
敵対しているイランは宗教指導者の側近まで感染したのですから千載一遇のチャンスでしよう。
戦争を仕掛けると、こんな時ですから世界的に非難されます。
で、原油増産を発表したとですよ。
目標は36ドル/バレル 時期は先物を売っていた9月。
ちと、先行き長いかな。
当たるといいなぁ、
まぁ、占いの範疇ですから、ゆるしてちょんまげ。