米の経済実態

KBW銀行指数(BKXインデックス)

BKX 銘柄 - KBW銀行株指数 名称 - Bloomberg Markets

f:id:okoze2019:20200417090039j:plain

2016年のチャイナショックと英国のEU離脱ショックの時の

米銀行指数と同レベル

 

バルチック海運指数

 

ドライ貨物船の運賃を示してます、物流の停滞と港湾労働者のコロナ感染で港湾が閉鎖されて運ぶ荷物も少ないが、原油の値下がりで指数だけは上昇だね。

BDIY 銘柄 - バルチック海運指数 名称 - Bloomberg Markets

f:id:okoze2019:20200417090056j:plain

 

FRBの市場への資金供給が限度を超すとインフレが加速しますが、現在はデフレです(利回りがマスナス)

 

米国債・金利 - Bloomberg

f:id:okoze2019:20200417090114j:plain

*********米の銀行は日本と大違いで市中金融を担っています。

日本では企業の資金需要が無い、極端な事を書くと

「決済以外での銀行の役割が無くなっている」

 

米の銀行は個人資産が上昇すると小切手を送ってきます。

つまり、「借りて下さい」ということです。

その小切手を銀行に持っていくと即決で口座にお金を振り込んでくれます。

手続き不要です、

それ故、米の個人消費が活発になるのです。

「個人資産を担保にした金融」が活発ということです、資産(特に固定資産)の売買が活発ということなんですね。

-------米の中古住宅の売買状況で現在の米経済の状態が分かります。

f:id:okoze2019:20200417092105j:plain

次のデータ発表は4月21日、3月のデータが出ます注目だね。

みんかぶの経済指標カレンダーは

経済指標カレンダー|みんかぶFX

 

**********これから3月そして4月の経済指標が

発表になります、実体経済が分かるようになる。

市場の反応はわかりません。

市場が暴落したら「買い場」、少しづつ買うんです。

 

不安なら、最小の単位株数だけ買えばよいでしょう。

世界がコロナとの闘いは続きます、ポジションを取ることによって記憶の引き出しができます。

 

管理人は1671WTI原油ETFを2回買いました、3回目の買いを入れてますが、昨日に続き今日も約定してません。

 

焦らず、安値を拾うことです。

 

********************管理人は基本逆張り*******************

相場が上昇したときは「手持ち株を売る」

その後に上昇続けても、追い買いはしません。

数年から10年に一度は暴落するのが日本株ですからね、

待っていれば買い場が向こうからやってきます。

 

相場が十分に下落した時ときは「株を買う」

買うときに注意するのは「十分に」ということ。

「落ちてくるナイフを掴むな」という諺の通りに底に突き当たるところで買う、リバウンドの後の二番底、三番底で買う。

 

相場が安いのか高いのかわからないときは「休む」

イベントに惑わされりれない、社畜のアナリストの話は8割信用しない、

テクニカル分析も2重、3重に重ねて分析する。

需給は常に追っかけて分析する。

 

*********米の強欲経済の話

米企業の経営者は基本雇われてます、資本家はプロの経営者に任せているのが現状です。

米は階層社会です、日本は平等社会。

米は最下層はブルーカラー、そしてホワイトカラー、経営者、資本家。

どの辺が強欲かというと、米の経営者の評価基準が

ROE(自己資本利益率)で評価されるのです。

-------初めて出てきたROE

自己資本(株主資本とも)でどの位利益を上げたか。

言い方を変えると

自己資本が企業の収益にどれだけつながったか。

 

数式はEPS÷BPS=ROE

当期純利益÷株主資本=自己資本利益率

 

---------米経営者はROEを最大化するために経営している

資本家や投資家が求めているからで、社会が求めているわけではないROEの値ですが、

この値で経営者はボーナスとストックオプションが決まります

 

先ほどの数式を戻して

EPS÷BPS=ROE

当期純利益÷株主資本=自己資本利益率

簡単なことです、割る数字を減らせばよいだけ。

 

株主資本を減らせばよいだけです、発行済み株数を減らすということでしょう。

言い換えると、自社株を買うんですね。

買うための資金はこの数式にはありません、ならば何処からか借りてくればよい。

金利も安いし、会社が債券を発行して資金を市場から調達してその資金で自社株を買う、

当然、買いが入るから株価は上がるし、企業から自社株買いを発表すれば、市場は歓迎して株価の上昇は続く。

 

で、どうなるか。

自己資本が減るということは、経営資本が脆弱になるということ。

今回のようなコロナショックで経済危機が到来すると、資本が少ない企業は経営危機になります。

企業の最終手段でできることは資本金を減らして運転資金に振り替えることです、減らす資本金が少ないんですから危機に耐えられない。

 

経済危機の時は市中からお金を借りることも出来ない、債券を発行したくても引き受けるところも無い。銀行も自己資本を増やしたいので、貸した金は引き上げたい(日本の貸し剥がし

最終的に、企業ができることは自己資本を減らして運転資金に振り替えることなのです。

 

まぁ、実際に自己資本を減らさなくても、自己資本の少ない会社は株価が売り込まれることになりますがね。

 

************コロナショックでFRBは迅速に動いた

米企業の資本脆弱はだれでも理解していたことなので

市中からドル資金が消えた(誰も貸さなくなった)ことで金融危機が迫っていることは全員が理解していた。

 

企業が発行した債券の償還が出来ない(デフォルトになる)

企業債権は一部を支払いながら数回の借り換えをして完済にするのが普通なのです。

借り換えしたくても、資金提供するところが無い。

このままではデフォルトになる、FRBのとった行動は、

企業債権の格付けは低いのです、BBが普通でBもある。

過去の金融危機ではBBはデフォルトになってます。

言い方を変えると、ジャンク債(ハイイールド債)(ジャンクボンド)とも。

この債券も「全部買うぞ」とコメントした。そしてB格付けも買う。。。

これで金融危機は回避された。

惜しかったね、過去に無いことなのでしたから、管理人ももっと株価は下押しすると見ていたのです。

 

これで、初回の危機(金融危機)は回避された、次は実体経済の危機が迫ってきます。

この、実体経済の二番底を狙います。

たのしみだぁ。