債券市場の混乱はまだ収束には程遠いです、新たな債券を発行したとて買い手は現れません。
企業の運転資金などの手当ては政府や中央銀行などの最後の貸し手に頼るしかないのです。
リーマンショックも民間の貸し手(債券の引き受け)は全て消え、FRBが唯一の貸し手だったのでした。
その後、中国が世界に資金を供給して混乱は収束の方向に進んだのでした。
リーマンショックの混乱は6ケ月かかりました。
今回はリーマンショックに並ぶでしょうし、コロナウイルスの収束が遅れれば債券市場の収束も遅れます。
-------株式市場は現金が必要な投資家の為に市場混乱時でも常にオープンしている必要があります。
暴落価格でも売りたいという投資家が存在するのですから、コロナウイルスでも市場を閉鎖してはダメです。
世界では都市のロックダウンで人の流れは止まりました、お金の流れも止まるのですから、金融市場まで止めたら世界経済は死にます。
世界経済は低体温症にかかっているのですからお金の流れを止めたら死にますね。
********これからが分析の本番になります
株価はバブル価格を是正出来たのか、これらの結論はまだ分からないということです。
多くの都市がロックダウンされ経済が止まりました、この影響が経済指標として表れてくるのを精査して株価水準が決まります。
今日までは、追証で現金が必要になった投資家が暴落しようが換金しただけの相場です。
テクニカル分析にも引っかかりませんから「節目理論」「窓埋め理論」などの理論にもならないアバウトな方法でしか下落価格の予想しかできなかったのです。
ある程度のテクニカル分析は出来ます、正確ではないけれどね
*******超高速取引業者は
AIでの取引を止めたのです、暴落時のデータが無いのですから、AIといえども売買注文は出せませんねん
AIのアルゴリズムはリーマンショック後に作ったプログラムです、AIは未経験なのです取引のショミレーションもやったことがない。
カオス理論も役に立たないね。本来は大混乱の中でもAIは一筋の光を見つけなければならないのに全くの無能でした。
***********経済指標が出ています
3月24日発表分
データがコロナウイルスの影響の谷間にいるようです
気になる指標は
ドイツ非製造業PMIの低下(34.5)
ユーロ非製造業PMIの低下(28.4)
英国 非製造業PMIの低下(48.0)
軒並み、人々の生活の部分に影響が出始めているようです。
先週と今週頭の経済指標は役に立ちませんでした。
コロナの影響が表れないデータでしたね。
***************混乱のカオスの中でも
投資家は欲と恐怖を礎にして売買注文を出します、どこを見てるかって。
当然、日銀を見て提灯の注文を出しているのです。
ダウ先物の動きを見ながら、為替を参考に、WTI原油動向を見てVIX指数から割り出した変動率を参考にして。
日銀が買えば、買い。
日銀が動かなければ、売り。
他に見るべきものが無い、AIだって参考になるデータ持ってません。
ほとんどの大手投資家も同様だから、だれがトレードしても動きが同じゃがね。。
この項おしまい