WTI原油は、米国テキサス州沿岸部の油田で産出される原油の総称です。West Texas Intermediate（ウエスト・テキサス・インターミディエイト）の略称です。
----------ＷＴＩ原油の長期チャート（月足）
月足で下抜けしました、強い下落トレンドに入るのではないかと予想されます。
シェールオイルの説明から
シェールオイル 地下深くの頁岩（けつがん）層と呼ばれる硬い地層に含まれる原油。「タイトオイル」とも呼ばれる。2000年代初頭に水の圧力で岩盤に亀裂を入れる「高圧破砕」と呼ぶ採掘技術が確立され、10年ごろから米国やカナダで生産が増えた。頁岩層に含まれる天然ガス（シェールガス）の生産拡大と合わせて「シェール革命」と呼ばれる。
この石油の採掘において欠点は地震の発生などが危惧されてます。将来に渡って採掘の許可が続くかは分かりません。
この採掘における損益分岐点の解説
「ダラス連邦準備銀行によると、シェールオイル企業は、利益を出すには1バレルあたり平均50ドル以上でなくてはならないという試算が出ている」（正確な価格は地域によって大きく異なる）。
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米シェールオイル石油採掘企業の規模は比較的小さいのです。
採掘資金は社債を発行して資金を得ます、そして採掘したオイルを販売して返済します。
規模が小さいので社債はジャンク債格付けとなります
このシャンク債の利回りが急上昇してきました。
この利回りが5％が危険ラインです。
採掘業者の資金繰りは悪くなり、採算は悪化します。
ＷＴＩ価格の下落は中東原油価格も連れ安します。
当然、世界の景気が連動し悪化します。
--------ウォールストリートジャーナルの記事から
WTI原油価格が40ドルが損益分岐点であると謳う企業でさえ、利益を上げるには1バレルあたり50ドルを超える価格設定が必要だという。これは「損益分岐価格」には通常、土地、諸経費、交通費が含まれていないためである。
原油市場は米中貿易戦争と原油需要が焦点とされているが、前例のない米国の生産量は原油市場で2番目に重要な材料といえるだろう。原油価格の下落によって米国の生産が低下した場合、影響は再び市場が反応する結果となるだろう。
----------飛行機は飛ばない船は動かず
電車は人が乗らず、車は動かない。
石油要りませんよね。
原油価格下げます、当然ね。
世界最大の石油消費国はアメリカです、まだコロナウイルスの発症者が少ないのです。
アメリカの発症者が増えて、日本同様な対策を発表したら原油価格はもう一段と下げます。
***********アメリカという国は
個人消費はアメリカのＧＤＰの約70％、世界全体のＧＤＰの約17％
国民が巣籠したら世界のＧＤＰに与える影響ははかり知りません。
新型コロナウイルスの今後が世界景気に与える影響は
少し前の中国の湖北省のＧＤＰと合わせて予測不可能な経済を生み出します。
新型コロナウイルスは2019年11月に突然発生しました。
まだ３ｹ月経ったところです、湖北省は今ピークを過ぎたようです。米は発症者が出た所ですからピークは
５月なのか？？
単純に足し算しただけで根拠はありませんがね。
