CTAとマクロ系ヘッジファンドです。
-----------説明だね
CTAとは商品投資顧問Commodity Trading Advisor
の頭文字をとったものです。
顧客から預かった金融資産を商品先物などで運用とています(原油、金、プラチナなどの先物が主流)
運用方法は幾多にも渡り「原油を売り崩して、株を買う」などのショート、ロングが得意ですね。
----------マクロ系ヘッジファンドの説明
世界経済のファンダメンタルズ分析を得意として
グローバルに戦略を立てて投資しています。
****************今回の新型コロナウイルスで
両社の戦いが火ぶたを切ったようです、売り方のCTAに対して買い方がマクロヘッジファンド。
とりあえず、CTAの雲行きが悪いですが。
まだこれからが本番でしょう。
管理人はCTA側を応援中です、CTAはこれから
経済は減速していき商品先物は分が悪いと売り方を決め込んでいます。
反対のマクロヘッジファンドは世界経済は底打ちしたと買い方に徹しています。
********************************************************
両社の戦いの勝ち負けの判定はWTI原油先物での勝敗が決定打となるのが過去の事例です。
50ドルに赤線を引いてあります、この50ドルが閾値で
この価格を割り込むと、世界経済に暗雲たちこみますね。
50ドルの攻防が見て取れます、この50ドルが米のシェールオイルの採算ラインと言われています。
アラブオイルの採算ラインはもっと高くて60-70ドルと予想されているのですが、世界経済を引っ張っていく米でのシェールオイルの採算ラインが特に株式市場や債券市場では重要視されています。
(今や米は原油の消費より生産が多い、輸出国となったのです)
そして、原油の採算が悪くなると原油生産が減少してしまうので輸入国となるのですね。
それ故の閾値50ドルなのです。
シェールオイル生産減少に伴い、原油生産の為の資金手当てをするための債券の発行が減少して資金需要減となる為に債券金利上昇となり経済悪化につながるロジックが発生します。
当然、株は売られますね。
これを狙って原油売りで株式市場を崩した後に買いを入れるショート、ロング戦略が成功するのです。
---------しかし、今回は
株式市場の崩れが少ない時でもマクロヘッジファンドが世界経済の底入れと見て買い方に徹した為に米株式市場は市場高値を更新中となりました。
ダウ平均の日足です
*********米株式市場での取引全体に占める
AIの割合は取引高の70%と推定されています。
もう、個人投資家など蚊帳の外ということでして
ヘッジファンドが膨大な資金と超高速取引で戦略を駆使して戦っているのです。
今回の戦いでマクロヘッジファンドが勝つと米株式市場は上昇を続けてて米経済は順風満帆が続きます。
面白くも無い結果となります、CTAが勝つと波乱万丈の相場展開となり、楽しい日々が続きます。
ガンバレCTA