少し前に日本のバブルを書きました

時を同じくして東洋経済オンラインに寄稿された

岩崎 博充氏(経済ジャーナリスト)の

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内容深いです、長文ですが読み応え十分です

https://toyokeizai.net/articles/-/325346?utm_source=author-mail&utm_medium=email&utm_campaign=2020-01-27

----------------日本は少子高齢化

経済にとっては「重要な問題」を突き付けられています。

日本の高度成長期を経験している管理人は「何故、日本が高度成長したか」肌身に染みて理解してます。

簡単に書くと、戦後の復員兵を国鉄が引き受け仕事を与えることが出来た、そのおかげで流通網(物流網)が拡充され経済基盤が完成した。

昭和21年から27年生まれの子供達は劇的に増えて

経済活性の種である人口ポーナスを与えた。

-----因みに、管理人の中学生時代は一学年の生徒数は

700人以上、クラスは11-13クラスありました。

全校生徒数は2000人を軽く超えてグランドに全員が集合不可能の為、全校集会は開催不可能でした。

-----元に戻して

戦後10数年経ち、人口ボーナスの元になる学生達は

金のたまご」と言われて中学を卒業して就職列車で上京して社会の一員になったのです。

日本政府はここぞとばかりに、就職列車のニュースを放映して「金のたまご」の学生達を応援したものです

働く人間が増えれば「日本経済は繁栄」します、ここから日本は高度成長時代に突入したのです。

そして、高度成長時代は成長を続けて日銀は「何を血迷ったのか」市場に膨大な資金を注入しました、バブルが発生して土地の値段が急上昇「東京都の土地代金」を集計すると全米の土地が買えるほどになりました。それほどのバブルだったのです。

しかし、何時の世もお金は一般庶民には流れず恩恵を受けたのは「持つ物達」一般社会は日銀を批判したのです、それを受けて無策の日銀は供給資金を回収しはじめたのでした「バブル崩壊の序曲」です。

バブルは崩壊し、一般社会の就労人口は減り、就労時間も減り(子供達は大学まで進学すると中卒より7年就労時間は短くなる)、日本人は長生きとなり社会保険費は増大する。

---------日銀は尊大すぎた

もっと緻密に経済モデルを沢山描き、資金の流れを把握する必要があった。

この頃の日銀総裁の権力は大きく日銀内部の声は届かなかったのだろう、後に日銀が批判されるようになったのだかこの当時、日銀を批判するようなコメントは聞いた事が無い。

--------現代に戻り

日銀は無策を繰り返し始めた、バブル崩壊の全てを取り仕切った日銀は過去を学んだのだろう、世界中の中央銀行のやって無い「株を買い」「国債を買い」市場に資金を供給してインフレターゲットを2%にして

出来そうもない目標を掲げている

日銀展望リポートをチャート化したものです

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出所は岡崎氏

日銀が2%のインフレターゲットを掲げてどれ位のインフレになったかを表しています。

まったく目標に届いていません、もう辞めたらいいのにとは思いませんかね。

こうなると「オオカミ少年」で誰も見向きもしなくなります。

----------この先は東洋経済オンライン

日本人は「失われた30年」の本質をわかってない

に任せましょうか。

リーマンショック以後、世界中にお金を供給した中央銀行群は先々の経済に責任を取らなければならないと考えるべきなのだが「もはや遅きに失した」と管理人は考えています。

次のバブル崩壊は凄まじい経済減速を引き起こし、世界は荒廃するのでしょうね。

管理人の友人の会社は血の出るような努力で立ち直りましたが、次の世代はもっと厳しくなるのでしょう。

貧しい時代を知らない、現代人がどの位耐えられるか

「相場の神」のみぞ知る。

そして、その時は何時なのか。

ミンスキ-モーメントを書いた、前のブログを参照してください。