トランプ大統領の株価操作

日本のような風説の流布には該当しないのでしょうが

NY株が高値になると、対中貿易戦争を強調したり

株価が下落していると、対中貿易で進展があるとツイートします。

2019年はトランプ砲で市場は席巻されてしまいました

------そして香港問題は

別角度から中国牽制の手段を得たようで。

此処の所の香港警察(中国軍も参加してます、警察のふりしてね)の対応が手緩くなっているのは確かな事です。

----------理由は香港ドルと米ドル

香港ドルは米ドルペッグです、香港は「出島」です

その香港の国際金融センターとしての位置づけです

上海市場より取引額が大きく、中国としても香港ドルと香港金融センターの位置付けを下げるわけにはいきません。

香港ドルは米ドルに対して許容変動幅を厳密に守ってきている1983年以来の事である

1983年に何があったのか。

「ブラックサタデー」通貨危機です、英国と中国で

香港返還交渉が行われてました(鄧小平とサッチャ-)

交渉の当たり香港の先行き懸念で香港ドルが大暴落したのです、この時香港当局は1米ドル=7.8香港ドル

ペッグ始めたのです。昨日の終値で1対7.83でした。

--------50年の約束が出来上がったのです

そして1992年の米国・香港政策法に基づき、米国は通商・経済面で香港を中国とは異なる地域として扱い、優遇措置を認めている。ビザや法執行、投資も優遇措置の対象となっている

それ故、香港ドルは無条件に米ドルと交換できます。

米のご機嫌を損ねて、この特別措置を手放したとしたら人民元、上海株は売られて金融危機となるでしょうね。

ブラックサタデーの再来です、トランプ大統領はこの切り札を温存しつつ交渉にあたるわけです。

********中国経済がどの位減速しているのか

コマツのKOMTRAXのデータは

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コマツの建設機械(ミニ建機・鉱山機械を除く)の一台当たり月間平均稼働時間です。

前年同月比で集計されてます。

-------このデータから何を掴むかは投資家個人の力量です。

データの信頼度は申し分ありませんね。

 

 

 

 

 

 

 

 

しかし、米で香港人権・民主主義法案