エマニュエル・トッド氏の予言は

予言してから、数年から数10年後の検証が必要です

動画は2016年11月6日のタイムコードです、まだ時間はかかりるでしょう。

でも身近に感じているのは予言が正しい方向なのです

覚えていてください

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エマニュエル・トッド氏は1951年生まれ、25歳にしてソ連崩壊を予言してます(1976年)

実際1991年12月25日に崩壊して同日、ソビエト連邦に比して規模が小さいロシア連邦が成立した。かつてのソビエト連邦を構成した国々は、それぞれが独立国として別々の外交政策を採り始めた

トッド氏は乳児死亡率の異常な増加に着目し、歴史人口学の手法を駆使して予言した。とあります。

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トッド氏はその他にも

中東の民主化アラブの春」も予言していました。

2002年「帝国以後」を出版してます、帝国以後は

「世界がアメリカなしでやっていけるようになり、アメリカが世界なしではやっていけなくなった」「アメリカがもはや『帝国』でないことを独自の手法で実証し、イラク攻撃後の世界秩序を展望」してます。

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2015年「トッド自身を語る」を出版してます、

その中で2013年12月7日のインタビューで、中国を語ってます

1、中国には老人も子供も少なく膨大な労働力がある人口ボーナス時期があった。経済成長に好適な時期だった。


2、一人っ子政策で急速に低下して、急速な高齢化が進むだろう。人口13億の国で人口の均衡を取り戻すことなど、不可能である。


3、 中国経済は自由化されたが、西側多国籍企業の恩恵だ。中国共産党の計画とは思えない。


4、中国での国内総生産の4~5割という投資率は投資の水浸し状態というべきである。スターリン時代のロシアの過剰投資を連想させる。


5、 中国の生活水準は上昇し、政体も自由主義的になってきている。中国がよい方向に変遷してきたのは明らかである。


6、中国国内の格差がすさまじく、平等主義的な中国の家族構造と相容れない。社会を不安定化させる要因になっている。


7、中国の対外政策は、不安を抱かせる。

この時は、中国の未来に関して「分かりません」と答えています。

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トッド氏は2019年3月17日、日経ヴゥリタスの記事中で

「老いる中国、人民元は覇権を取れない」と語っています。

13億人が高齢化し人手不足が顕著になると、移民の受け入れでは高齢化は解決しない。米と貿易戦争にも勝てない人民元がドルに代わることはない。

 

おわり