市場はミスジャッジしている

10日のアメリカ市場のチャートです。

買いが入って、大きく戻している。

10日のダウタャートです

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下値支持線までも到達しない内に買いが入っている、11日の日足を見ないと判断は出来ないが、ミスジャッジだろうとは思うのだが。

 

予てからアメリカ市場はレバレッジを掛け過ぎているとUPし続けているが、成功体験とは恐ろしいFRBが踵を返したとしても未だに何とかなると買うんだ。

FRBがテーパリングを続けている内は大丈夫という感覚だろう、しかし市場という物は魔物であり何時でも手持ち株が言い値で売れるわけではない。

 

レノバが良い例だとUPしたが、過去何度も同様な売れない事案を見て来た、そして投資家は市場から消えていくんだ。

瞬時に買い板が消えて、売り方は滑り落ちていく(先物では滑ったというんだが)

株式市場はS安が有るのでまだ救いはあるが、FXはSが無いから瞬間に膨大な損失確定となる。

スイスフランショックが良い例だろう、何度もUPしているので見ている方は説明も詳しく描いたからご存じだろう。

朝起きたら-8000万で手持ち全て消えていたというFX投資家が居たのだ全損の上-8000万円はキツイ。

 

この雰囲気が今感じられているのだが、肌感覚なのでロジックを説明できないもどかしさが有る。

 

コロナショックの前2018年当たりから、警戒警報を出していた管理人だが。

コロナショックでガラが来るとは予測はしていなかった、しかしガラの話しは何度もUPした。

実際にガラで既存の投資家の多くが消えて行ったのだが、市場はこのガラはチャンスだという神話で新規投資家が多く参入してきた。

 

******今だからハッキリ言うことにする

ガラはチャンスだというのは、策略です。

多くの投資家が瞬間に消えたのだ証券会社は投資家が居なくては絞れる所が無い、常日頃からUPしているが株式市場には生産性が無い、トロから思慕しか方法は無いんだ。

 

しかし、今回は上手く行ったそして、利益が出たんだ。

それが、一番悪い結果を呼ぶンダ!

過剰流動性相場(中央銀行+政府)で世界中で資金がだぶつくことになったのだ。

この状態は過去にもあった、資金量は少ないが必ず過剰流動性相場は無くなるのが運命なんだ(人間の性かも)

過剰流動性相場は全ての人に恩恵を与えるわけでは無い、つまり政治家は次の選挙に負けてしまうのだ。

今回も同様だと見ている、このままではアメリカの民主党はボロ負けとなり自民党も負ける。

ただの人になるほど恐ろしいことはない、収入の道は途絶え権力も無くなるのだから。

そして、恩恵を受けて一時的にお金を持った人はツマラナイ所で躓いて資金を溶かすんだ。

それが人間の性って奴だ。

 

この過剰両道性相場はFRBと日銀が齎した結果というのは明らかだ、そして供給した資金量を間違えた、多すぎたのだ。

結果、過剰流動性相場+インフレという事になった。

 

これから、両中央銀行ともに資金量を絞る事になる(絞らないとインフレは止まらない)つまり選挙に負ける。

 

******過剰流動性相場は

「絵に描いた餅」なんだ、皆が喰えるわけでは無い早い者勝ちで、遅きに失した場合は

喰えるどころか吐き出すしかない。

かなり前からもう十分に市場は上昇したのだから、利益確定しろと書き続けて来た。

結果はまだ判定には至らないが、そろそろだろう。

 

レパレッジを掛けて上昇したアメリカ市場は悲惨な結果を予想している、日本市場もある程度追従する。

 

チャンスは生きていれば何度も来る、休むも相場なんだ。

 

MOVE指数チャート

管理人が見ているチャートは

MOVEチャートと相場 — TradingView

 

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MOVE指数は、バンク・オブ・アメリカメリルリンチ(Bank of America Merrill Lynch)が算出・公表する、米国債の先行き変動リスク(米国債の予想変動率)を示す指数をいいます
 
債券版VIX指数と言えます。
 
この指数の変動要因は
金利です、金利が上昇または下落する時に指数は上昇します。
前回のピークは2020/03/09のコロナショックで138.04でした、FRBゼロ金利政策を打ち出したからです。
 
この指数が低位にある状態は債券市場が落ち着いているので、株式市場も同様に落ち着いていますから株価は上昇します。
 
逆に、この指数が高い位置にあると株価は下落する要因であると言えるのです。
 
もう少し詳しく説明すると
米国債先物(2年物20%・5年物20%・10年物40%・30年物20%)の期間1ヶ月のオプションのノーマライズド・インプライド・ボラティリティを指数化したもの
 
10年債のウエイトが高いのは、それだけ市場に与える影響度が大きいからです。
MOVE指数が上昇するのは
 
長期金利が低下するバターン
 リスクオフで株式市場が大きく下落して、資金が再建市場に移動する
 
長期金利が上昇する時です。
 FRBの金融引き締めなどが予想され長期金利が上昇し始めるとき
 
VIX指数と共に日々チェックが必要でしょう。
 

レノバIR

1月7日にIRを出しました。

https://ssl4.eir-parts.net/doc/9519/tdnet/2067576/00.pdf

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この発表のミソは

「資産化していた開発費用を一括費用計上いたします。これにより、これまでに実施した全ての国内における洋上風力事業の開発活動に起因する追加の費用発生は見込んでおりません。」

 

ここですね、株価の下落を止める方法に打って出たというところでしょう。

1月7日の時点でPER=16.83倍 PBR=4.07倍をどう見るか。

2013年3月期の実績では

149円67銭/1株の利益が、今回の発表で△13円98銭/1株となったのですから。

収益構造そのものが変わってしまった。

 

2022年3月の会社予想は108円80銭/1株

2023年3月の会社予想は66円50銭/1株でした。

 

配当は出していません、つまり将来の成長に期待したグロース株で日本の低金利でグリーン発電に投資して行く企業という位置づけだった。

 

普通なら、次の投資をどう扱うのか具体的な投資先などがあれば良いのだが今回のIRにはそれらが無い。

既に稼働している発電所は順調な稼働を継続しているとある、今回採用されなかった分の収益が大きいので、次の入札などが見えてくる必要はあります。

 

お勉強の時間

金融緩和をしてお金をバラ撒くと、結果どうなるのか!

 

2021年12月25日の「マーケットアライズPLUS+」で岡崎氏が解説しています。

youtu.be

この中で金融緩和の累積効果という事で不動産価格の動向を説明しています。

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この画像の所です、みてみてみい。

 

2022年に入り2021年12月のFOMCの議事録が発表になり、市場は震えたのです。

それまでは低金利を背景にしたNASDAQなどのグロース株投資で株式市場は爆上げしたのです。

グロース(成長)とは、売り上げや利益の成長率が高く、将来にわたり大きな株価上昇が期待できる企業のことです。 ニーズが拡大しているサービスを提供し業績の急拡大が期待できる企業や、革新的なサービスや商品を提供することで新たな市場を開拓する企業などがグロース株として見られます

 

では、バリュー株が良いのか?

バリュー株とは、本来の企業価値より株価が割安に放置されている銘柄のことを指します。 企業が生み出している利益や保有資産などから算出される企業価値と比較して、株価が低い企業はバリュー株ということになります。

 

バリュー株の配当効率が高いと言っても、それからインフレ率を引いたら残りが無い状態となりますインフレ率が6%も有れば、それを超えて配当利回りが有る銘柄などほとんどありません。

 

******インフレとなれば買う株が無い

結果として、株式市場全面安状態に陥るのです(ガラが来るかも)

市場はそんなに心配などしていません、それがミスジャッジという事です。

市場はFRBが常に救済してくれていたのですから、今度も大丈夫だぁぁぁ。

と、調整すれば資金が入るということを繰り返して2021年は上昇しました。

 

******潮目は必ず変わる

何時変わるのかが分かれば蔵が建つ、それらの説明にこんな動画はいかかでしょう。

youtu.be

 

怪しそうな雰囲気の解説者ですが、かなりの天才みたい(みたいというのが味噌)

言っていることは順当すぎる位で、外さない説明が優秀過ぎるので面白みにかける。

もっと大胆な仮説を聞きたいような雰囲気の方です。

 

アメリカ雇用統計

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1月7日のブログで

失業率が4%を切るなんて以ての外で、非農業者部門雇用者数が20万人台なら市場は震撼します(暴落だよね)、アメリカが絶好調という結果ということですがそんなすごい結果にはならないはず。

とUPしましたが、図らずも予言的中でしたが、アメリカ市場の捉え方は管理人とは差がでました。

 

始めに非農業者部門雇用者数19.9万人と出てアメリカ市場は上昇して始まったのです。

市場は景気が加速しているのではない、FRBは性急なインフレ対策はしてこないだろう。。。

次に失業率3.9%が発表になり、NASDAQはマイナスにしずみましたが大した下落では無かった。

 

平均受給が発表になり、下落幅が増加して行った。

 

******どうも労働参加率と非農業部門の雇用者数が

FIREリタイヤの人数と復職出来ない(コロナ陽性者数の増加)人数を取り違えていると見られるところでしょう。

管理人は自ら進んで復職しない人数と読んでます、その結果が失業率に反映していると見ているのです雇用(求人数)が多いのに、求職者数が少なくミスマッチが有る為に

平均時給が増加強いるのが理由です。

 

******アメリカ市場は

まだ、最悪になりつつある経済状況を楽観視しているようだと感じました、次に出る

CPI(消費者物価指数12日21時発表)がどう出るかです、アメリカではインフレはピークを過ぎたとして楽観モードが支配しつつあり、

CPIの予想値は前月比0.4%(前回0.8%)前年比7.1%(前回6.8%)となっています。

 

アメリカのインフレの最前線の取材はFCI NYで伝えています

youtu.be

 

経済状況は肌感覚が大事だというのが過去からの教えです、昔と違いネットで様々な角度から実際の買い物客の動向や街角の人々の熱狂感まで見られる時代。

見続けることが大事で、それが相場感の維持に大事な事なんだと理解しているのですが

近頃は数字が独り歩きしている、何でもかんでもdigitalというのは相場には不適切な投資方法でしょう。

 

******しかしアメリカの投資家は大金を掴んでしまった

これはアメリカの景気が良かったからで、株式市場は絶好調なんだと錯覚している。

FRBの不作為でお金をバラ撒いた結果だということを見ないふりしているだけなんだ

 

それ故、アメリカの投資家は押し目買いの条件反射を狙っているという結果が現れた

相場が下落すると資金が入って、相場は上昇する高値で掴んでしまった投資家も待てば損失回避できた。

こんな相場が2021年の相場だったのです「えぃ、と目を瞑ってクリックすれば」お金が入って来るとなれば誰でもが市場に参加してくるのです。

こんな相場は沢山有るわけではない、全てFRBが仕掛けたことなんです。

 

******現在は大成功の真っ最中

「強気相場は悲観の中で生まれ、懐疑の中で育ち、楽観と共に成熟し、幸福のうちに消えていく」

2022年は最終段階でしょうか、その前でしょうか。

 

******2021年を振り返り

BTCなどの暗号資産の高騰は金余りで行くところが無くなった資金は昔はラスベガスなどで消費されていた、コロナで人々も出かけられなくなり活況となったのが「株式市場」と「BTCに代表される暗号資産」なんだろう。

日本市場とは異なるアメリカ市場は現物株投資など少ない、オプションが他の取引方法を駆逐してしまっている。

もはや投資ではなく「博打」に近い、長期投資などという言葉は死語に近く、長期投資するならヘッジファンドにお金を預けるのだ。

自ら、企業分析をしてPERやPBR、セクター判断などしない。

短期チャート(それも分足、秒足)で頻繁に売り買いし利ザヤを稼ぐ博打なんだ。

昔はデイトレーダーだった管理人は楽しさは理解できるが、ほとんどの投資家がウツツを抜かしている市場は危険だと感が働ている。

 

日本でも過去デイトレーダーは一時は壊滅した、数度のショックでほぼ居なくなった

歴史は繰り返す、アメリカでも同様に時期が来るのは間違いないが、何時なのかは分からない。

 

 

商品先物いろいろ

CME木材先物

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5年の長期だと

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木材の生産は急激な需要の変化には対応できません、過去問題なく価格が維持されていたのは生産から流通、消費とほとんどがプロの手を渡り歩いている商品だからでした。

それがFIREリタイヤ組の住宅需要とコロナによる生産減少が重なり価格急騰となり落ち着いたかと思われたが、再度価格が上昇してます。

コロナが収まる兆しが見られないので、当分は価格上昇が続くのでしょう。

LB1 Commodity Quote - CME 材木先物 - Bloomberg Markets

 

ロジャ-ズ国際商品指数

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ここは、株銘柄の一つとも言われるようになってしまいました。

株式市場が売られると、此処に買いが集まるかもしれません。

インフレが再加速する恐れがあります、FRBの政策の難しさがこれから分かります。

日々チェックは必要でしょう。

ロジャーズ 国際商品指数 分析 - RICIGLTR - Bloomberg Markets

 

信用取引評価損益率

恒はここを見ています

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信用評価損益率 信用残 日経平均比較チャート

 

この他にマザーズ市場の信用買残評価損益率があります、松井証券に口座が無いと見れませんが

松井証券マザーズ市場の信用取引を行っている投資家の評価損益率です。

これを日経電子版が記事にしました、特に目立っている為でしょう。

www.nikkei.com

無料購読を申し込むと10本/月の記事が読めます。

 

これからすると完全に追証レベルを通り越して歴代一位当たりまで損失が拡大しているようです。

松井証券以外の分は数字には入りませんので、全体像は見えないのです。

 

日経電子版のCMという事でお借りしてUPすると

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東証一部の評価損が-20%当たりから-25%が最大だとUPしてますが、過去には-30%もありましたが希です。

恒は-25%で買い出動してますし、大成功でした。

 

2516東証マザースETFを狙ってはいるのですが、連休に入りますしアメリカ株はこれから調整入り間違いないところと判断してます。

 

さて、何時突入したらよいのか???